第15回 2013年3月6日(水)18:30-20:40
かながわ県民センター305室
1.「相続が争にならいと、ほんう言切れますか?
相続が争にならいと、ほんう言切れますか?
~相続税がからなくても遺産分割 争いは生じます。
奥さん子供が笑顔で安心して くらして いくために ~」
・相続遺産分割が「争続」を生む原因
・相続財産とは
・法定相続人と遺留分
・遺産分割対策としての生前贈与
本郷 守氏 ジブラルタ生命 ライフプラン・コンサルタント
(H05年生産卒)
島田 雅彦氏 ジブラルタ生命 チーフインストラクター
2.「ガスタービンエンジン用熱遮蔽コーティングシステム
~現状および長寿命化に向けて~」
近年、発電用ガスタービンエンジンや航空機用ジェットエンジン
の燃料消費効率や熱効率を向上させるため、タービン入り口温度の
高温化が進んでいます。そのため、耐熱合金であるニッケル基超合
金で作製されたタービン翼をさらなる高温から保護するための熱遮
蔽コーティングシステム(TBCs)が適用されつつあります。ここでは、
TBCsの現状と長寿命化に向けた研究に関してご紹介致します。
長谷川 誠氏 横浜国立大学大学院 工学研究院, 准教授
(H09年生産卒)
第16回 2013年6月1日(土) 講演 13:30~17:00
懇親会 17:15~19:00 かながわ労働プラザ
1.「海洋石油資源開発の手順 ~造船業と海洋構造物~」
石油が陸上油田から海底油田に採掘場所が変化していく過程で造船
業がどう関ってきたのかをご紹介します。
石油生産の上流に該当する話です。
石川 勉久氏 三井造船(株) (S43年機械卒)
2.「低炭素まちづくりについて」
地球温暖化防止の観点から、まちづくりにおいても低炭素の視点が
求められ、最近では、ICTを用いた「スマート」なまちづくり、分
散型発電システムや再生可能エネルギーの普及強化、熱の面的利用
等が行われるようになってきています。今回は、これらに地域冷暖
房やコージェネレーションを加え、概要説明した後に、機械工学や
材料工学の視点で、今後の技術課題を考えてみたいと思います。
また、建築工学におけるアクティブ手法とパッシブ手法の紹介や、
理想に近い「低炭素まちづくり」について考えるとともに、人々の
暮らしとまちづくりにも触れる予定です。
横田 英靖氏 東京ガス(株) (S54年機械修了)
3.「昆虫サイズの精密自走ロボット群による協調作業システムの
研究」
最近では、携帯機器の普及にみられるように、精密機器の小型
軽量化が顕著です。現在の電子部品の最小サイズは0402
(0.4mm×0.2mm)であり、既に0201サイズへの移行が予定
されています。
さらに、微小な機械要素・電子回路を融合したMEMSデバイス
によるセンサー類の普及も目覚ましいものがあります。この
ように、異種異形の小型部品を自在な位置・姿勢に位置決めし、
実装する技術は、将来の重要技術に位置付けられております。
一方、既存の精密生産機器の内部では、直動ステージを積層し
て、多軸位置決めが行われており、可動部の重量化が避けられ
ません。100kgの多軸ステージで、1mgのチップ部品を
精密位置決めしており、過大な慣性力による振動の発生により、
生産設備のコスト増大を引き起こしております。また、環境保
全の立場から、小型軽量化、省エネルギー化、環境への低負荷
技術に対する要望が強くなってきており、精密生産機器の小型
軽量化にも、大きな潜在ニーズがあります。本研修では、発表
者が15年余り携わってきた、「昆虫サイズの精密自走ロボット
群による協調作業システム」について、その概要と、これまで
の研究成果について発表いたします。
渕脇 大海氏 横浜国立大学工学研究院 准教授
(H16年電気通信大学修了)
第17回 2013年10月12日(土)
講演 13:30~17:00
懇親会 17:15~19:00 かながわ労働プラザ
第三会議室
1.「油圧技術・気泡除去技術」
社会を支える基盤技術である油圧の特質を述べ、経済産業省基金
による「油圧動力伝達システムに使用する油中気泡除去技術の開
発」の内容を説明。さらに気泡除去装置が社会のどのような分野
で使用されているか紹介する。
鈴木 隆司 氏 (株)オ ーパスシテム (S28年機械卒)
2.「排水機場の変遷と近年の建設例について」
戦後に始まった雨水排水施設の建設は1970年代にピークを迎え、
国内を代表する排水機場が各地で建設されました。近年このよう
な大型排水機場の建設が、劇的な変化を遂げつつあります。今回
は国内を代表する大型排水機場の概要と、近年の建設事例につい
て紹介いたします。普段縁の下で活躍する排水ポンプが、更に縁
の下に潜ってしまうという話です。
高部 哲男氏 (株)荏原製作所 (S55年機械修了)
3.「医療分野における流体シミュレーションの適用例の紹介」
医療分野に流体シミュレーションを適用した事例をふたつ
ご紹介します。
ひとつは微小血管内における人工赤血球の流動解析、もう
ひとつは、不妊治療デバイスとしての運動良好精子分離装
置内の流体および運動精子の解析です。
百武 徹氏 横浜国立大学大学院工学研究院 准教授
(H13年九州大学博士課程修了)