2012年度 ブラッシュアップ研修会

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第11回 2012年3月7日(水)
かながわ県民センター3F 305会議室

1.「技術系社会人の海外経験 with 半導体露光装置事業
   -人類史上最も精度の高い機械」
  佐野裕 氏 ㈱ニコン(S54年機械卒)
  ・自己紹介、ニコン紹介
  ・半導体露光装置ステッパーについて
  ・企業の中で技術系のたどるキャリアパス
  ・技術系でも必須のことは?

2.「横浜国立大学とともに52年」  
  山口 惇氏 本学名誉教授(S34年機械卒)
  学生、教員、OBとしてのトピックス、特に教員(管理職)
  として、横浜国立大学が 「新制大学の白眉と自他共に許す」
  という理由を紹介します。


第12回 2012年7月14日(土)13:20-16:20
懇親会 17:00-18:30

国立オリンピック競技場青少年総合センター
1.「油圧システムの省エネ化技術」
  平野 謙一氏 元油研工業(株)(S42年機械Ⅱ卒)

  油圧システムは、推力の大きな建設機械や射出成型機などに
  主として用いられているが、昨今の社会ニーズである環境負
  荷低減のため省エネへのく望まれている。 ここでは、従来の
  油圧システムの効率を改善し、省エネを実現した油圧駆動シス
  テムを紹介する。

2.「大学におけるヘリコプタの研究について」
  井星 正氣氏 防衛大学校 教授(S49年機械卒)
  ヘリコプタは幼稚園児から大人にまでよく知られた航空機であ
  る.
  ヘリコプタは飛行機にはない低速域での優れた飛行性能から,最
  近では災害派遣や人命救助など,ヘリコプタでしか成し得ない分
  野において広く活用され,その有用性が身近に感じられてきたと
  思われる.ここでは,ヘリコプタの概要に触れた後,安価なラジ
  コン模型が,相似性や実験手法に配慮することにより,十分な教
  育研究器材となることや飛行安全に関する研究例を紹介する。

3.「メカニカルアローイングを利用した鋼の改質」」
  八高 隆雄氏 横浜国立大学 教授(東京電機大学卒)
  安価な鋼を金属間化合物粉末を使って、ステンレス並みに改質す
  る話。


第1回
 東海地区 2012年9月8日(土)14時10分~
 名古屋ビール園浩養園

1. ブラッシュアップ研修会開催にあたってのご紹介
  山口惇名誉教授(財)横浜工業会常務理事

2. 講演「AT,CVT,DCTの動向と流体制御」
    自動車・航空機の運動伝達技術の進歩を概観する
  田中裕久名誉教授


第13回 2012年9月11日(火)18:30-20:40
かながわ県民センター301室

1.「ロボットと人間,そしてメカ女子について」
  機械と違い再現性の無い人間を対象にすることの難しさは日々感じ
  ながら,人間の魅力を定量 的に明らかにしたいと【機械を介して
  人間を知る】という研究をしています。ここでは,ロボ ットと人間
  との立ち位置に関して考えていることをお話します。 また,本学科
  にも女子学生が増えてきました。
  日本の未来を担うかもしれないメカ女子を増や し,ネットワークを
  構築し,活躍を応援するために開設した「メカ女子広場」について
  ご紹介します。
  豊田 希氏 横浜国立大学大学院研究教員、日本機械学会女性部会LAJ
  委員会委員(H14 年生産卒)

2.「猛暑・節電の夏を乗り切るための衣服の役割」
  昨年の東日本大震災の影響で夏季の節電対策の一環として、衣服に
  よる熱中症予防や健康・快 適性維持への貢献が期待されています。
  猛暑・節電を乗り切るための衣服の素材や着方の工夫 について解説
  します。
  薩本 弥生氏 横浜国立大学教育人間科学部教授
  (S62 年お茶の水女子大卒)


第14回 2012年12月5日(水)18:30-20:40
 かながわ県民センター301室
1.「流れの非定常性によって発生する音響現象の解明と工学的応用に
  ついて」
  流れが非定常的に変動すると音が発生します。例えば、身の回りの
  流れにおいても、電線などから発生したカルマン渦により音が発生
  しています。また、ロケットの打ち上げ時には、排気ジェットから
  強い音響波が発生します。一方で、コンピュータの進化により、数
  値シミュレーション技術を用いた音響現象の解明や設計への応用が
  可能となってきており、これまで把握することができなかった様々
  な現象が明らかとなってきています。本講演では、講演者がこれま
  でに行ってきた数値シミュレーション技術を用いた音響予測とその
  応用について紹介します。
  福田 紘大氏 東海大学工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻, 専任
  講師(H12年生産卒)

2.「機械力学から生体の機能解明に挑む」
  今年10月に,山中伸弥教授のiPS細胞の研究がノーベル賞を受賞と
  いう朗報がありました.
  この研究をはじめとして,細胞や生体に関する研究の中心は化学や
  生物学を基礎としたものにあります.しかし,重力や運動などによ
  って力を受けることにより生体は維持されており,力学的観点によ
  る生体の研究が重要であることは明らかです.機械力学を専門とす
  る研究者の視点から,生体や細胞の機能解明や,力学刺激の骨折治
  療や再生医療への応用についての研究を紹介します。
  白石 俊彦氏 横浜国立大学大学院環境情報研究院 准教授
  (H10年部生産工学科卒)